滞在型のスローツーリズムで見えてくる
里山の営みにとけこみ旅する
能登半島のちょうど真ん中あたり。志賀町熊野地区には、田園と山林が織りなす日本の原風景が広がります。近頃は“のとくまの”という愛称で呼ばれている地域です。かつては薬草の名産地として知られ、地域ぐるみで薬草づくりに取り組み、栄えました。今なお自然と調和しながら営まれる里山の暮らしにとけこんで、ゆったりと過ごすことができます。
Slow-5
ネコは無敵
『喫茶 猫家』で一時預かり中のネコちゃん。
朝ごはんは
ネコたちと一緒に。

やんちゃ盛りの子猫たち。仲良くしてください。
築90年の蔵を改装した『喫茶 猫家』。
無邪気に走り回っていたと思ったら、テーブルでお昼寝。自由だ。
『machinaka-hanare みんなのお家』で気持ちのいい朝を迎えました。朝ごはんは、歩いて3分ほどのところにある『喫茶 猫家』でいただきます。古い蔵をリノベーションした建物は落ち着いた佇まい。引き戸をガラリと開けると、2匹の子猫が迎えてくれました。
店主・加藤なつきさんは大の猫好き。ネコカフェのような店名もあって、保護猫の里親探しの相談を受けるようになりました。能登では震災以降、野良猫の繁殖が進み、保護猫の数は急増。常に引き取り手を探している状態です。『喫茶 猫家』では、病院で診察を受けたあとの保護猫を一時的に預かっています。お客さんはネコとふれあい、気に入ったら引き取ることもできます。
加藤さんは地元に住民が気軽に集まれる場所をつくりたいと、Uターンして開業しました。今では観光客も訪れるようになり、ネコとふれあうだけでなく、地域内外の方の交流の場にもなっています。
そう、忘れてはいけません。厚切りトーストとハムエッグのモーニングも、サイフォンで淹れるコーヒーも、とってもおいしかったです。
厚切りのトーストにはバターをたっぷりと。
サイフォンで淹れるコーヒーは香り豊か。
シンプルで最高のモーニングセット。ネコちゃんとのふれあい付き。
物語を紡ぐ人~スロツーびと~
「一度地元を離れたからこそ、ここの心地よい空気感や時間の流れに気づくことができたのかも」
『喫茶 猫家』店主・加藤さつきさん