滞在型のスローツーリズムで見えてくる

山と雪に閉ざされた
孤高の集落

白山のふもと、標高約500m。手取川と大道谷川に挟まれた段丘上に、白峰の集落はあります。平地が少ないため耕作地はほとんどなく、農業の代わりに養蚕業が盛んに営まれていました。建物は積雪4mを超えることもある豪雪に耐えるため、土蔵造りが基本。養蚕に適した構造になっています。その独特のまちなみが評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。ノスタルジックな雰囲気が漂う白峰をめぐります。

トップ山と雪に閉ざされた孤高の集落滞在記 Slow-3

Slow-3

端正な古民家ホテルにくつろぐ

1棟貸しの宿『せんにょも棟』のリビングからは、白峰らしい景観が一望できる。

『せんにょも棟』のリビングルーム。キッチンを備えているので、栃の木の一枚板テーブルを囲み、自炊でのパーティも楽しそう

暮らすように、
ちょっとラグジュアリーに。

年季の入った梁や柱の風合いをインテリアに生かした『せんにょも棟』の空間。

2024年、『NIPPONIA 白山白峰 奥山人の里』がオープンしました。クリーニング店の家屋をリノベーションしたのが、1日2組限定の『ゆう棟』。1階がレストラン『YOU』、2階にスイートルームの客室が2つあります。漆塗りの重厚な帯戸や、遊び心あふれる飾り障子など古民家の材や調度品を上手に採り入れ、伝統とスタイリッシュさを融合させた和モダンの空間になっています。
同時にオープンした『せんにょも棟』は1棟貸しの宿。まちなみを一望できる高台にあり、伝統的な建築様式を生かしながら、眺望の良い開放的な造りになっています。
どちらも白峰の情緒を感じながら、ちょっとラグジュアリーな滞在を楽しむのにうってつけの宿泊施設です。

『せんにょも棟』の階段から。薪などの出し入れのための大背戸と呼ばれる2階開口部は、開放的な明かり採りに

『ゆう棟』のベッドルームの奥には和室が。ちゃぶ台を囲んでのお茶タイムも楽しみ

古民家の情緒とスタイリッシュさが融合した『ゆう棟』のベッドルーム。ぐっすり眠れる

『ゆう棟』の客室から外を見る。車道ができるまでは、この細い路地が白峰のメインストリートだったとか

水回りは新しい設備が整い、快適に過ごせる。

入浴は客室備え付けのバスルームのほか、絹肌の湯として名高い天然温泉100%の『白山温泉総湯』や温泉旅館『白山苑』の浴室を利用できる。