滞在型のスローツーリズムで見えてくる

手ざわり感のある暮らし

能登半島の中央部に位置する七尾市。穏やかな富山湾と七尾湾に面し、のどかな田園風景と変化に富んだ海岸線が魅力的なエリアです。海辺の市街地から巨大な七尾城址がある山岳まで広がる同市矢田町で、米作りをし、茅葺きの古民家で宿を営む一家がいます。

トップ手ざわり感のある暮らし滞在記 Slow-1

Slow-1

ふところの大きな家

築200年の茅葺き古民家に宿泊できる『能登ごはん農場 暮らしの宿 じろざみ』。

広間の縁側でのんびり将棋を指すのも一興。広い庭では、雪が溶ければ手作りの木製アスレチックで遊べる

ウェルカムドリンクは抹茶と和菓子。七尾は古くから茶道が広く親しまれているエリア

1日1組限定。
農家の暮らしを
まるごと体感。

女将の森未来さんが囲炉裏の火をおこす。現代の住宅と違って隙間風もあるが、炉辺にいれば暖かい

本来は能登の中では比較的雪が少ない七尾市矢田町。めずらしく雪がたくさん積もった日に『能登ごはん農場 暮らしの宿 じろざみ』を訪ねました。雪に覆われて見えなくなっていますが、大きな茅葺き屋根が特徴の古民家です。およそ築200年。江戸時代後期に建てられたと考えられる農家の建物で、ずっと大切に住み継がれてきました。この建物を1日1組限定でまるごと借り切ることができます。「じろざみ」という不思議な響きの宿名は、代々家主が名乗る次郎左衛門に由来する屋号。宿を営む森賢太さん・未来さん夫妻は、米作り農家の顔も持ちます。農家のお宅におじゃまして、実際の暮らしを体感できる宿なのです。

料理の煮炊きの熱源もかまどがメイン。昔ながらのかまど炊きのごはんは楽しみのひとつ

敷地内ではアヒルものんびり

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